先生や仲間たちの支えが前へ進む力に

高校生×教員対談~立教新座の学び

2024/05/24 (FRI)

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OVERVIEW

立教新座高等学校では、豊富な選択肢から生徒それぞれの目標や興味に合わせて学びを深められる環境が整っており、3年間を通して自律した大人へと成長していきます。今回は、高校2年生の鈴木哲矢さんと、高校のクラスを受け持つ英語科の岸良一先生に高校の学びについて語り合っていただきました。

生徒:鈴木哲矢さん(高校2年) × 教員:岸良一先生(英語科教諭)
鈴木哲矢さん(高校2年)

面白い先生たちから学べる、自由で刺激的な学校生活

鈴木:母と兄からの影響で、小学1年生のときにフェンシングを始めました。高校進学の際に立教新座を選んだのも、フェンシング部が強かったからということが理由として大きいです。また、卒業生の兄から立教新座の自由な校風や面倒見の良い先生のことなども聞いていて、それが進学の決め手となりました。

岸:1年ほど実際に通学してみて、入学前と今で学校に対するイメージは変わりましたか?

鈴木:実際に自由だなと感じていますし、面倒見の良い面白い先生ばかりだったので、ほとんど入学前のイメージ通りでした。岸先生も、授業中に内容を理解しきれなかった生徒を放課後に集めて繰り返し教えてくださるなど、とても生徒思いの先生だと感じています。授業でも工夫してくださっていて、最近学んだ関係詞を理解するための手法は、とても参考になりました。一文を二つに分けて関係詞を理解する一般的な方法ではなく、先生が教えてくださった語順を並べ替える方法を繰り返し実践することで、より理解が深まったように思います。

岸:英語というのは、高校卒業後も主体的に学び続けていかなければなかなか身につかないものです。そのため、皆さんが卒業後も勉強を継続できるよう、「英語学習がしやすい状態」「英語を理解しやすい状態」になるための知識や技能を伝えることを意識しています。鈴木さんの言う語順の並べ替えもその知識・技能のひとつで、自然な英語を身につけるうえでも役立つものです。

鈴木:2023年12月にフランス、2024年2月にはバーレーン王国で開かれたフェンシングの大会に参加しました。海外の選手とコミュニケーションする機会があり友人もできたのですが、英語力がもっとあればそういった交流もより一層楽しめるのだと思います。将来は世界で活躍できる選手になりたいので、今後も英語には力を入れ、継続的に学んでいきたいです。

岸:これから鈴木さんは海外へ行って英語で話す機会も増えてくると思います。そのときに「英語が少しずつわかってきた」というきっかけを、授業を通して提供できたらうれしいですね。
岸良一先生(英語科教諭)

簡単ではない学業と部活動の両立。先生と仲間が支えてくれた

鈴木:私のように高校から立教新座に通っている生徒も、立教新座中学から進学してきた生徒も、分け隔てなく皆仲が良いです。クラスは面白い人が多くとても賑やかな雰囲気だと感じていますが、先生から見ての印象はいかがですか?

岸:生徒同士で協力し合えているところが良いですよね。例えば、テスト前には勉強でわからないことを教え合ったり、提出物についてこまめに情報交換したり。仲が良くて助け合いができているのは立教新座の強みだと思います。

鈴木:確かに、私自身も友人たちに助けられていると感じることは多々あります。2月にバーレーン王国で開催された「アジア・ジュニア・カデ・フェンシング選手権大会2024」に出場したときは、帰国の数日後には学年末試験を控えていました。大会中にも合間を見て勉強していましたが、クラスのみんながSNS経由で色々教えてくれたり、提出物のプリントを送ってくれたりしてとても嬉しかったです。

岸:鈴木さんが帰国したのは、確か学年末試験が始まる前々日くらいでした。試験の前日は時差ぼけの調整ぐらいしかできない状況だったと思うので、本当に大変だったと思います。

鈴木:学業と部活動の両立は、正直大変です。しかし、忙しい中どう勉強していけばいいのか迷ったときには岸先生が相談にのってくださいますし、いつも見守っていただいていることにとても感謝しています。先生から学んだことを生かして、英語力も伸ばしていきたいです。

岸:生徒を「生徒として」ということ以上に、ひとりの人として尊重していきたいという思いがあります。私自身も苦手なことが山ほどあるので、生徒が苦手なこと、大変だと感じていることがあれば、同じ目線に立って一緒に克服していきたいですね。鈴木さんは、時間がない中で歯をくいしばりながら勉強しているところもあるはずで、そういった意味でも相当自律性が高い生徒だと言えるでしょう。英語は「使って、理解して、修正して」ということを継続的に繰り返すことが大切ですが、鈴木さんなら自然とそれもできるはずです。そのままの鈴木さんで勉強を続けて英語力を伸ばし、フェンシングでもさらに活躍していってほしいと思います。

(2024年3月取材)

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