憧れの地・イギリスで育んだ度胸と、
掴んだ大きな成長

~英国サマースクール~

2026/10/17 (SAT)

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OVERVIEW

夏休みを利用して実施される「英国サマースクール」は、高校生を対象とした約2週間の短期海外研修プログラムで、今年で58回目を迎えた伝統あるプログラムです。
期間中は現地の語学学校で英語を学ぶだけでなく、ホストファミリーとの生活や名所巡り、自主研修などを通して、本場の言語と多様な文化に直接触れる濃密な時間を過ごします。

今回は、このプログラムに参加した高校1年生の5名に、現地での学びや生活での発見、そしてこの研修を経て感じた自身の成長について語り合ってもらいました。

参加メンバー(高校1年生)/ 橋本浩太朗さん、渡邉 怜さん、酒見龍之介さん、金井大和さん、峰田淳成さん
日程  2026年8月12日~27日(16日間)
研修地  イギリス コッツウォルズ地方チェルトナム市・語学学校インリンガチェルトナム校/ロンドン
対象  高校1~3年生
テーマ  現地語学学校での英語レッスンとホームステイ、観光、アクティビティを通した異文化交流
 
左から橋本さん、金井さん、酒見さん、峰田さん、渡邉さん @エミレーツ・スタジアム

なぜイギリスへ? サマースクールに参加したきっかけ

橋本:私はプレミアリーグが好きで、ずっとイギリスに行ってみたいと思っていました。今回のサマースクールは本当に良いきっかけになると思って参加を決めました。人生で初めての海外渡航でしたが、感想は「すごく楽しかった」の一言に尽きます。

峰田:私もプレミアリーグが好きで、もしかすると試合が観られるかなという期待もありました(笑)。あとはヨーロッパに行ってみたい気持ちと、現地で英語を話せたらいいなというくらいの感覚で参加を決めました。

金井:高校3年間のどこかで海外に行けたらいいなと思っていて、それなら早い時期に経験を積んだ方がいいと考えました。夏休み期間中は部活動もありますが、高1の夏なら比較的行きやすいと判断しました。

酒見:私は『ハリー・ポッター』が好きで、あの映画の世界観を実際に見てみたいと思ったのがきっかけです。単純に海外旅行をしてみたいという気持ちもありました。

渡邉:私は、説明会に行くという友人に誘われて話を聞いたのが始まりです。面白そうだと思ったし、将来的に海外で仕事をしたいという夢があるので、英語はもちろんホストファミリーとの生活や異文化を経験するのは絶対プラスになると思って参加を決めました。

現地での授業と「本場の英語」への気づき

金井:午前中は、学校(インリンガチェルトナム校)で英語の授業を受けて、午後はアクティビティをしたり、バスで観光に出かけたりして、夜はそれぞれのホームステイ先で過ごすというスケジュールでした。

橋本:学校では最初にクラス分けテストがあり、私のクラスは中国人の生徒も一緒でした。中国人の友達ができたのは、今回参加して一番良かったことかもしれません。同年代の海外の人と話す機会なんて普段はないですからね。

峰田:私のクラスは日本人中心だったのですが、授業は全て英語で行われました。説明を聞いて内容を理解しようとするので、リスニング力はだいぶ上がった気がします。

渡邉:実際に現地で話してみて感じたのは、中学までに習った英語や知っている単語を並べるだけでも意外と伝わるということです。頭の中で完璧な文法や日本語からの翻訳を考えていると話せなくなっちゃうので、ジェスチャーも交えながらとにかく言葉を出していくことが大事なんだと分かりました。

酒見:そうですね。正しい英語というより、コミュニケーションを取るための英語を使う度胸がついたと思います。海外で、1人でバスに乗れるようになるなんて、渡航前は想像もしていなかったので。自信がすごくつきました。
ホストファミリーとすごす最後の日に日本文化を共に楽しむパーティを開催

緊張の初日と、個性豊かなホストファミリーとの生活

橋本:一番緊張したのは初日です。初日からホストファミリーと対面して、そこからは仲間と分かれて1人になり、一気に日本語が使えなくなります。私の家はサッカー好きの家庭で、庭でパス回しをしたり、週末は近所だった金井のファミリーと一緒にイギリス式のバーベキューをしたりして最高に楽しかったです。

金井:私のところは同世代の兄弟がいて、すごくアクティブでした。近くの公園でラグビーボールを投げ合ったり、プールに行ってスライダーしたりして、楽しく遊んでいるうちにどんどん仲良くなっていきました。

峰田:うちはおばあちゃん1人と犬1匹の家庭で、他の家とは対照的に家でゆっくりおしゃべりしたり、犬と遊んだりして過ごしました。息子さんや孫たちが訪ねてくる週末はにぎやかでしたが、平日はおばあちゃんとお互いの家族のこととかいろいろな話ができて、日本での日常とは違う温かい時間が過ごせて、すごく心地よかったです。

酒見:私の家は12歳と9歳の姉弟がいる家庭だったのですが、最初は少しシャイで。でも一緒に運動したり映画を観たりして過ごすうちに、仲良くなれました。家族みんなで過ごす時間が多くて、温かい絆が深まったと感じます。今度彼らが日本に来たらお返ししたいです。

渡邉:うちのホストファミリーは10年近く受け入れをしている大ベテランで、部屋に専用のバスルームがあってすごく快適でした。夜はホストファミリーと一緒にテレビでサッカーの試合を観戦したり、夕食後に散歩したり。滞在中にアレルギーで鼻の調子が悪くなって相談したことがあったのですが、体調のことも含めて自分の状況を英語で伝える良い経験になりました。
ビッグベンを背に

ロンドン観光と街のエネルギー

橋本:一番印象に残っているのはアーセナルの「エミレーツ・スタジアム」に行ってスタジアムツアーに参加したことです。ちょうどプレミアリーグで優勝したすぐ後だったので、優勝カップが飾られていて、「テレビで見ていたやつだ!」と、盛り上がりました。

酒見:イギリスはどこも街並み全体がかっこよくて、バスの車窓から景色を見ているだけでも楽しかったです。ロンドンの地下鉄の駅から地上に上がって、目の前にビッグベン(ウエストミンスター宮殿)が現れた瞬間は本当にテンションが上がりました。ビッグベンだけで50枚くらい写真を撮った気がします(笑)。

渡邉:バッキンガム宮殿の衛兵交代式も迫力がありましたね。滞在中は、自由行動ができる時間も多くて、行きたいところへ自分たちの足で行けたのがすごく満足度を高めてくれました。

金井:ただ、「スリには本当に気をつけて」と言われていたので注意していました。上着のポケットにスマートフォンを入れて手を突っ込んで、鞄は斜めがけにして手で押さえて歩くスタイルを徹底していました。自由行動やアクティビティを通して、現地ではいろいろな人と交流しました。皆さん、私たちの話すことを理解しようとしてくれるし、私たちに伝わるように話してくれるし、とても親切にしてくれました。逆に日本で外国の方と話すことがあったら、その恩返しをしようと思っています。
現地の学生と共に楽しんだイギリスで人気のスポーツ「クリケット」体験

物価から日常まで——現地で体験した「カルチャーショック」

峰田:生活面でのカルチャーショックもいろいろありました。一番驚いたのは水と飲み物の値段の高さですね。日本に帰ってきて円表示を見ると「バカ安!」って感じるくらい、向こうの物価(ポンド)は高かったです。お茶がなくて、水と甘い飲み物しか売っていないのも日本と違うところでした。

酒見:帰国して日本のコンビニで麦茶を買ったとき、安さと美味しさに感動しました。
ランチはホストファミリーが用意してくれるのですが、サンドイッチと、リンゴが丸ごと1個とか袋のままのポテトチップスがドカンと入っていて。「お菓子で埋め合わせかい!」って食に対する感覚の違いを感じました。味はとても美味しかったです。

橋本:気候は日本より涼しくて過ごしやすかったです。多くのお店が18時には閉まってしまうので、夕食は家で家族一緒に食べて、その後はボードゲームをやったり、テレビを観たり、夜を家族でゆっくり過ごすことも文化なのだなと思いました。
昼休みには学校近くの店でランチを楽しんでいた5人

帰国後に感じた成長と、これからの目標

金井:帰国してから英語の授業でのリスニングに、「あれ、すごく聞き取りやすいぞ」と感じています。英語に対して変な壁や恐怖心がなくなったのが一番の成長だと思います。

渡邉:私もモチベーションがすごく上がりました。次に現地の人と会った時は、もっと話せるようになりたいから、学校の英語の授業も真面目に受けるようになりました(笑)。ボキャブラリーをもっと増やしたいですね。

酒見:英語に限らず、「とりあえず怖がらずにやってみよう」という積極性が生まれました。やってみたら意外とどうにかなるという経験ができたので、いろんな文化や国をもっと見てみたいという好奇心が湧いています。

峰田:16歳というこのタイミングで日本を離れて異文化に触れられたのは、本当に大きな刺激になりました。迷っている後輩がいるなら、絶対に行った方がいいとお勧めしたいです。

橋本:濃密な2週間で、かけがえのない財産になりました。今回つかんだ度胸と経験を糧に、これからもっとネイティブの人たちとスムーズに会話できるように英語力を磨いていきたいです。

(2026年9月取材)

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